【補足解説付き】Unity公式チュートリアル日本語翻訳【Basic Tutorials - 03:Tweaking Components - Values vs Zombies】
チュートリアルの始め方
上図はUnityを起動した直後の画面です。Projects タブにはあなたが作成したゲームの一覧が並びます。Learn タブには Unity の公式チュートリアルの一覧が並びます。チュートリアルを学ぶためには Learn タブを選択します。
チュートリアル本編
「03:Tweaking Components - Values vs Zombies」をダウンロードすると現れる「Start」ボタンをクリックして開始します。
コンポーネントを理解するためのチュートリアルです。コンポーネントの数値がゲームにどのような影響を与えるのかを学習します。ゾンビから逃げるためにゾンビのスピードを遅くしてみましょう。
コンポーネントに値を設定することによって、コンポーネントがゲームオブジェクトに影響を及ぼす程度を微調整できます。このチュートリアルでは、コンポーネントの値を設定する方法を学習します。
最初に解決しなければならない問題を見てみましょう。テストをするために再生ボタンをクリックします。
キーボードの W, A, S, D あるいは矢印キーを使ってキャラクターを赤色の四角マーカーまで動かします。Escキーを押下すると最初からやり直しができます。
柵が開いて閉じ込められていたゾンビが出てきました。ゾンビの動きが早すぎるため通ることができません。変更を加えるために再生ボタンをクリックして再生モードを終了します。
変更を加えるためには、まずそのゲームオブジェクトを選択する必要があります。明るく強調されたヒエラルキーウィンドウの中から Enemy と名付けられたゲームオブジェクトを選択します。
Enemy ゲームオブジェクトは NavMeshAgent と呼ばれるコンポーネントを持っています。NavMeshAgent コンポーネントは Speed と名付けられた値を持っています。Speed の値を変更してみましょう。明るく強調された Speed の値を 1 に変更します。
NavMeshAgent コンポーネントは Unity に組み込まれた AI( Artificial Inteligence )システムの一部です。ゲームオブジェクトが NavMeshAgent を持っているとき、そのゲームオブジェクトは AI を使って、周辺環境を考慮した経路を見つけることができます。つまり、人工知能によって壁や人間にぶつからないように避けて歩くことができます。
NavMeshAgent コンポーネントの Speed の値を操作することで、そのゲームオブジェクトが動く速度を調整することができます。
私達が加えた変更をテストしてみましょう。再生ボタンをクリックしてください。
キーボードの W, A, S, D あるいは矢印キーを使ってキャラクターを赤色の四角マーカーまで動かします。柵が開いて閉じ込められていたゾンビが出てきましたが、ゾンビの動きが遅いため通ることができます。Escキーを押下すると最初からやり直しができます。
キーボードの W, A, S, D あるいは矢印キーを使ってキャラクターを緑色の三角マーカーまで動かします。Escキーを押下すると最初からやり直しができます。
キャラクターを緑色の三角マーカーまで動かすと、ゴールがある部屋への扉が一瞬だけ開きますがすぐに閉じてしまいます。これではゴールできません。変更を加えるために再生ボタンをクリックして再生モードを終了します。
まずは変更を加えたいゲームオブジェクトを選択します。ヒエラルキーウィンドウを使って AutomaticDoors と名付けられたゲームオブジェクトを選択してください。
選択したゲームオブジェクトは Door と名付けられたコンポーネントを持っています。Door コンポーネントは TimeUntilClose と名付けられた値を持っています。インスペクターウィンドウから Door と名付けられたコンポーネントを見つけてください。TimeUnitlClose と名付けられた値を 10 に変更します。
Rigidbody コンポーネントは Unity に組み込まれた物理システムの一部です。NavMeshAgent コンポーネントは Unity に組み込まれた AI システムの一部です。これまでのチュートリアルで紹介してきたコンポーネントは全て Unity に最初から組み込まれているシステムの一部でした。ですがこの Door コンポーネントは Unity に組み込まれているシステムの一部ではなく、このサンプルゲームのためだけに作られた特別なコンポーネントです。私達はコードを記述することで、オリジナルのコンポーネントを自由に作成することができます。後のチュートリアルでは実際にコードを記述します。
私達が加えた変更をテストしてみましょう。再生ボタンをクリックしてください。
キーボードの W, A, S, D あるいは矢印キーを使ってキャラクターを赤色の四角マーカーまで動かします。Escキーを押下すると最初からやり直しができます。
キーボードの W, A, S, D あるいは矢印キーを使ってキャラクターを緑色の三角マーカーまで動かします。Escキーを押下すると最初からやり直しができます。
キーボードの W, A, S, D あるいは矢印キーを使ってキャラクターをゴールまで動かします。ゴールは動く矢印が目印です。Escキーを押下すると最初からやり直しができます。
ゴールできました。再生ボタンをクリックしてチュートリアルは完了です。
このチュートリアルで私達は下記を学びました。
・インスペクターウィンドウからコンポーネントの値を変更する方法
・Unity に最初から組み込まれているコンポーネントもあれば、コードを記述して独自のカスタムコンポーネントを作成することもできる。