【最新版】わかりやすく徹底解説!Google Play StoreでAndoridアプリを公開するためにGoogle Play Developer Consoleからアプリを申請する手順
- Google Play Developer Consoleって何?
- Google Play Developer Consoleからアプリを申請する際の注意点
- Google Play Developer Console からアプリを申請する手順
Google Play Developer Consoleって何?
Google Play Developer Consoleとは、デベロッパ向けのWebベースのツールスイートであり、Google Play Storeで販売するアプリケーションの提出や管理を行うことができます。具体的にはアプリのアップロード、価格の設定、アルファ版 / ベータ版テストの利用、レポート、統計情報、レビューの表示などの機能が利用できます。
Google Play Developer Consoleからアプリを申請する際の注意点
Google Play デベロッパアカウントに登録する必要があります
Google Play Developer Consoleの利用にはGoogle Play デベロッパアカウントに登録済みである必要があります。Google Play デベロッパアカウントの登録手順はこちらで解説しています。
unitynightowlgames.hatenablog.com
APKファイルの作成が必要です
APKファイルとはファイル形式の一つで、Andoroidアプリケーションを格納するためのものです。スマートフォンやタブレット端末などに用いられているAndroid OSはAPKファイルを読み込んで内部のソフトウェアを端末にインストールする機能があり、あなたが開発したAndroidアプリもAPKファイルの形で配布する必要があります。APKファイルには、プログラム、設定、画像、開発者の身元を示すデジタル証明書などが含まれています。
Google Play Developer Console からアプリを申請する手順
新規アプリを作成
Google Play Developer ConsoleにアクセスしてGoogle Play デベロッパアカウントを所有しているGoogleアカウントでログインします。
[GooglePlayにAndroidアプリを公開]ボタンを押下してアプリの新規作成を開始します。
【デフォルトの言語】
Google Play Storeで表示されるデフォルトの言語を選択します。日本だけに公開する場合はJ日本語でも構いませんが海外にも公開したい場合は英語を選択することを推奨します。
【タイトル】
Google Play Storeで表示されるアプリ名を入力します。30文字まで入力できます。
必要な項目に記入できたら[APKをアップロード]ボタンを押下して次に進みます。
アプリの設定を編集する
APKファイルをアップロード
画面左側の項目から[APK]を選択します(①)。
画面上部のタブから[製品版]を選択します(②)。
画面中央の[製品版に最初のAPKをアップロード]ボタンを押下します(③)。
案内に従い、APKファイルをアップロードします。
APKファイルをアップロードできました。正しくアップロードが完了していれば、画面左側の項目の[APK]の右側にあるチェックマークが点灯しているはずです。画面右上にある[未公開版を保存]ボタンを押下して設定を保存します。
ストアの掲載情報を設定
画面左側の項目から[ストアの掲載情報]を選択すると、ストアの掲載情報を編集するためのページが開きます。
先ほどデフォルトの言語を「英語」に設定した場合は、ストアの掲載情報は英語で書く必要があります。日本のストアで日本語で表示したい場合は言語を追加する必要があります。言語の追加は「翻訳の管理」から「独自の翻訳を追加」を選択します。言語リストが表示されるので「日本語」にチェックを入れて「追加」をクリックします。すると「言語(2)」というドロップダウンリストが表示されるようになるので、あとはこのリストの中から「日本語」を選ぶと日本語のストア情報の設定画面に切り替わります。英語のストア情報の設定に戻したいときは再度「英語」を選択すると切り替えることができます。また、日本語以外の言語も同様の手順で追加することができます。
アイテムの詳細
【タイトル】
Google Play Storeで表示されるアプリ名を入力します。30文字まで入力できます。
【簡単な説明】
アプリの紹介用の短い説明です。アプリが Google Play Store でオススメアプリとして紹介されたときに表示されるアプリの紹介文になります。
【詳しい説明】
アプリの説明文を入力します。最大4,000文字なので、かなり長い紹介文を入れることができます。Google Play Storeで常に表示されるのは最初の5行までです。
画像および映像
アプリのスクリーンショットです。JPEG または 24ビット PNG 形式で、1辺 320 px 以上の画像を2つ以上設定する必要があります。端末の種類ごと(電話 or 7インチタブレット or 10インチタブレット)に設定できるので、各種端末のサイズに合わせて調整したスクリーンショットを設定することができます。アプリの魅力を上げるためにはスクリーンショットのままではなく、魅力的な説明文を加えると良いとされています。スクリーンショットの1枚目でどのようなアプリか理解できるように作ると良いでしょう。
【高解像度アイコン】
512 x 512 px の 32 ビット PNG 形式 (アルファ付き)のアプリアイコンを設定します。このアイコンは Google Play Store のアプリの検索一覧やランキングなどで表示されるので、かなり重要です。アプリ用のアイコンと必ずしも同一である必要はないので、Google Play Store で目立つように少し手を加えた感じで作ると良いとされています。このアイコンが iOS アプリと違ってローカライズすることができるので、文字を含めることも可能です。
【ヘッダー画像】
Google Play Store でオススメのアプリとして紹介されたときに表示される画像です。1,024 x 1,024 px の JPEG または 24 ビット PNG 形式(アルファなし)で作ります。必須ではありませんが設定することが推奨されているので、画像の作成がそこまで面倒でなければ設定するようにしましょう。
【プロモーション画像】
ほとんどの端末ではヘッダー画像で設定した画像が表示されますが、一部の解像度の低い端末ではプロモーション画像で設定した画像が表示されます。180 x 120 px の JPEG または 24 ビット PNG 形式(アルファなし)で作ります。必須ではありませんが設定することが推奨されているので、画像の作成がそこまで面倒でなければ設定するようにしましょう。
【プロモーション動画】
アプリのプロモーション動画の YouTube の URL です。アプリのプロモーション用の動画が存在する場合は設定しましょう。
分類
【アプリのタイプ】
アプリケーションの種類です。「アプリ」か「ゲーム」のいずれかを選択します。
【カテゴリ】
アプリのカテゴリです。アプリのタイプによって選択できるカテゴリが異なります。「アプリケーション」の場合は「ライフスタイル」や「仕事効率化」などといったカテゴリが表示されますが、「ゲーム」の場合は「アーケード&アクション」や「カード&カジノ」などといったカテゴリが表示されます。自分のアプリに適したカテゴリを選びます。
【コンテンツレーティング】
アプリのコンテンツの対象年齢層を設定します。以下の Google Play のレーティングシステムに従って決めましょう
Content ratings for apps & games - Developer Console Help
連絡先情報
【ウェブサイト】
ユーザーに対してGoogle Play Storeで表示されるサポート用ページです。TwitterでもFacebookでもブログでも何のURLでも構いません。
【メール】
サポート用のメールアドレスを設定します。
【電話番号】
サポート用の電話番号を設定します。この項目は必須ではないのでサポート用の電話番号が用意できないのであれば設定しなくても構いません。
プライバシーポリシー
アプリのプライバシーポリシーの URL を設定します。プライバシーポリシーはアプリで収集したユーザーの情報をどのように取り扱うか示すためのページです。このページを用意しておくことでユーザーが安心感を得ることができます。アプリ用にプライバシーポリシーのページが用意できない場合は「今回はプライバシーポリシーの URL を送信しない。」にチェックを入れます。
ここまででアプリの掲載情報の設定が終わりました。最後に一番上に戻り「未公開版を保存」を押下します。画面左側の「ストアの掲載情報」の項目のチェックマークが緑になれば漏れ無く設定できたことになります。
コンテンツのレーティング
画面左側の項目から[コンテンツのレーティング]を選択(①)すると、レーティングを設定するためのページが開きます。[次へ]を押下(②)してレーティングの設定を開始します。
コンテンツレーティングのアンケート
【メールアドレス】
レーティング関連のIARCからの通知を受け取る為に使用するメールアドレスを入力します。
【メールアドレスの確認】
誤入力を防止するために上で入力したメールアドレスと同じものを再度入力します。
【アプリのカテゴリを選択】
レーティングの為のアンケートの内容はアプリのカテゴリによって異なります。自身のアプリが該当するカテゴリを選択します。
アンケートに答えたら画面下部の「アンケートを保存」を押下して、次にその隣にある「レーティングを算定」を押下します。
先ほどのアンケートの回答をもとに、レーティングが算定されました。画面下部のレーティングを適用を押下します。
レーティングが適用されました。画面右上の「未公開版を保存」を押下して設定を保存します。
価格と販売/配布地域を設定
画面左側の項目から[価格と販売/配布地域]を選択して設定画面を開きます。
価格と販売/配布地域
【アプリの価格の設定】
無料か有料のいずれかを選択します。無料に設定した場合、あとで有料にすることはできないので注意してください。有料アプリを後から無料にすることは可能です。
【国】
次に配布する国を決めます。国内のみでリリースしたいなどの特別な理由がない限りは「すべての国を選択」を選択しましょう。
広告を含む
アプリ内で広告を使用している場合は「はい、広告が表示されます」を選択します。
デバイスカテゴリ
必要に応じてチェックをします。
ユーザープログラム
【ファミリー向け】
子供や家族向けのアプリストアです。
【Google Play for Work】
企業が社員向けにアプリを提供できる専用のアプリストアです。
【Google Play for Education】
小・中・高校で導入される教育用 Android タブレット専用のアプリストアです。
同意事項
【マーケティングの除外】
Google にアプリの紹介や宣伝を許可するか否かを設定します。例えば「アプリのアイコンやキャプチャー画像などを Google に勝手に使われなくない」などといったように、Google に宣伝してほしくない場合はチェックを付けます。
【コンテンツガイドライン】
Google が規定しているコンテンツガイドラインに準拠したアプリになっていることを保証する設定です。準拠しているか確認した上でチェックを付けましょう。
【米国輸出法】
アプリが米国輸出法 (Export Administration Regurations, 通称EAR) の対象となることへの同意を要求されています。
ここまででアプリの価格と販売/配布地域の設定が終わりました。最後に一番上に戻り「未公開版を保存」を押下します。画面左側の「価格と販売/配布地域」の項目のチェックマークが緑になれば漏れ無く設定できたことになります。
アプリを公開する
ここまでで「APK」「ストアの掲載情報」「コンテンツのレーティング」「価格と販売/配布地域」のチェックマークがすべて緑色になり(①)、ステータスが「公開の準備完了」と表示されるようになっていることを確認します(②)。画面右上の「アプリを公開」を押下するとアプリが申請されます(③)。2〜3時間程でステータスが「公開中」に変化して、実際にGoogle Play Storeからアプリをインストールできるようになります。
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