【2016年最新版】わかりやすく徹底解説!AppIDを登録する手順
App IDって何?
App ID(アプリケーションID)は、アプリケーションを識別するために使用されるIDです。App IDはバンドルシードID(Bundle Seed ID)と バンドルID照合文字列(Bundle ID search string)をピリオド(.)で連結した文字列になります。
バンドルシードIDというのはApp IDの接頭辞(App ID Prefix) です。Team IDが自動的に割り当てられます。TeamIDというのはAppleから開発者(開発チーム)に与えられる10文字の一意的な文字列です。それぞれのDeveloperごとに異なる文字列になるようにAppleから与えられているので他のDeveloperと同じになるということはあり得ません。
バンドルID照合文字列というのはApp IDの接尾辞(App ID Suffix)です。バンドルIDを照合するための文字列なので基本的にはバンドルIDと完全に一致している必要があります。バンドルIDというのは、アプリケーションの実行形式のコードや使用するリソースを収容した階層構造になったディレクトリをバンドル(Bundle)と呼び、そのバンドルを一意に特定する文字列のことをバンドルIDと呼びます。バンドルIDはiOSやiTunes Connectがアプリケーションを特定するために使用します。
AppIDの登録手順
Apple Developer Program - Apple Developerにアクセスします。
画面右上の「メンバーセンター」をクリックします。
「Certificates, IDs & Profiles」をクリックします。
①の「App IDs」をクリックします。
②の「+」をクリックします。
App ID Description
App IDの説明を入力します。開発者のための項目なので、そのApp IDを開発者が識別できる内容ならばいいと思います。App IDそのものでも構いませんし、補足付きの短い文章でも構いません。
App ID Prefix
App IDの接頭辞です。自動的にTeamIDが割り当てられます。
App ID Suffix
App IDの接尾辞です。Explicit App ID と Wildcard App ID が選択できます。特別な理由がない限りExplicit App ID を推奨します。
Explict App ID(特定アプリケーションID)はバンドルID照合文字列がアプリケーションのバンドルIDと正確に一致したものです。アプリケーションに特定の機能(iCloud、プッシュ通知、In-App Purchase、Game Center)を組み込む場合は、特定アプリケーションIDを使用する必要があります。アプリ固有のAppIDを作成したい場合、アプリ内課金(アプリ内購入)やiCloudなどのサービスを組み込むアプリの場合、配布用プロビジョニングプロファイルに紐付けたい場合、などはExplict App IDを選択します。
Wildcard App ID(ワイルドカードアプリケーションID)はバンドルID照合文字列がアプリケーションのバンドルIDの一部あるいは全部をアスタリスク(*)に置換したものです。ただしアスタリスクはバンドルID照合文字列の末尾に置かなければならず、アスタリスクより前の部分はバンドルIDに正確に一致しなければなりません。バンドルID照合文字列をアスタリスクだけにすると、開発者(開発チーム)が開発しているアプリケーション全てに使用する事が出来ます。iOSワイルドカードアプリケーションIDは複数のアプリケーションで共通して使用できますが、特定の機能(iCloud、プッシュ通知、In-App Purchase、Game Center)を組み込む場合は、特定アプリケーションIDを使用する必要があります。開発専用など、わざわざアプリごとにApp IDを登録するのが面倒で、どのアプリでも使用できるようなApp IDを作成したい場合はこちらを選択します。
Bundle ID
Explicit App IDを選択していた場合は:
XcodeプロジェクトファイルのBundle Identifierと完全一致した文字列を入力します。ここで生成されるApp IDの接尾辞(バンドルID照合文字列部分)はXcodeプロジェクトファイルのBundle Identifierと一致させる必要があります。例えばここで作成したApp IDが xxxxx.jp.domainname.appname の場合はBundle Identifierはjp.domainname.appname でなければなりません。
Wildcard App IDを選択していた場合は:
例えば「jp.domainname.*」のように入力します。ここで生成されるAppIDは、xxxxx.jp.domainname* ですので、Bundle Identifier の左側(逆ドメイン)が一致していれば右側(プロジェクト名)がどのような名称でも構いません。
App Services
当該アプリに組み込むもしくは組み込む予定のサービスにチェックを入れます。開発前で選択困難の場合は後回しで構いません(App ID作成後に編集できます)。
必要な情報を入力したら「Continue」をクリックします。
確認画面が表示されるので、内容を確認して問題なければ「Submit」をクリックします。
App IDが登録されました。「Done」をクリックします。
App IDが登録されて一覧に新しく追加されているのが確認できました。